作品制作の経緯
今回の作品は、大学受験を迎える息子さんを応援したい!応援メッセージを歌で届けたい!という素敵なお父様の依頼から生まれました。
事前の打ち合わせの中で、どんなイメージの歌を作りたいのかや、息子さんへの想いを聴かせて頂き、ただ応援するだけでなく、応援される本人が希望を見出せるものがいいなとコンセプトを固めていきました。受験という孤独な戦いのイメージの中で、自ら心を奮い立たせ、自身のテンションを徐々に上げていく・・・このような流れで作品を作る事にしました。
人によっては嫌いな言葉遣い、イメージが良くない言葉などがあると思い、作詞を終えた後、一度「詞」に問題ないかチェックして頂きました。気になる点が見つかったので、依頼主の方の言葉を歌詞に取り入れ修正し、受験生応援にふさわしい「詞」が完成しました!
作品制作中に、私自身が喉を痛めてしまい少し時間を頂くかたちになってしまいましたが、出来上がった作品をご視聴頂いた際には、「目頭が熱くなりました。」と嬉しいお言葉を頂きました。
この歌のポイント
依頼主の方から、「初めは静かな感じで徐々に盛り上がるように。」とのイメージをもらっていたので、出だしは自分の中に篭っている様子を再現してみました。街の雑音や笑い声もサウンドエフェクトとして取り入れています。
街のざわめきも、あの子の笑う声も 遠くに感じた
電車は時刻通り 家族もいつも通り 逸る(はやる)僕だけがいた

一人孤立を感じる中で、心の中にいる他の自分たちが自分に話しかけます。ネガティブなイメージに引っ張られるな、落ち着いて自分の道を進めと。この部分は、4人ほど声変えて重ねて、中心である自分を励ますカタチにしてみました。
前を見ろ!心を鎮めろ! まだやれる
誰かに自分を委ねるな 信じてきたこの道へ

サビでは空間を広げるアレンジにして、明るい未来から今へ光が降り注ぐようなイメージで制作してみました。ここで一番伝えたかったことは「自分はもっとできる」「こんなものではない!」という力強いメッセージです。特に「もっと」という歌詞は印象が残るように、コーラスを重ねてパンチのあるフレーズにしてみました。
未来の僕が今 手を差し出している こんなもんじゃないさ もっともっと
途中で雨が降っても 風が強く吹いても じっとその瞬間を待っているんだ
◉よかったらご視聴になってみてください。
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