作品制作の経緯
今回の作品は仕事仲間の「写信家うみやまさん」とのコラボ作品です。うみやまさんは、撮る方の思いを現像する、自信を引き立てるフォトグラファーです。その方の写真をお借りし、私も自分を見つめ直し、自信を取り戻す歌を作ってみました。
※このページの写真は全て「写信家うみやまさん」の作品です。
世の中は情報社会。テレビやネットニュースをみて、世の中を知ることは大事だけれども、その全てを自分に採用してしまうと、「自分」がなんなのか分からなくなってしまいます。今はこんなものが流行っている、今はこれが当たり前、こういう風になると幸せになれる・・・などなど。
わかりやすい将来像があった方が目指しやすいものですが、その将来像は本当に自分が心から望んでいるものなのでしょうか?もしかしたら、そうした方がいいから、その方が安定しそうだから、世の中そういうものだからという、周りの意見ばかりを採用していませんか?
あなたとしてこの世に生まれてきた以上、あなたとして生きることが一番です。そのことを思い出すような歌を作りたかったんです。
この歌のポイント
この歌は自分を見つめ直すことがコンセプトなので、あまり音をギュウギュウに押し込まず、できるだけ余白を残し、自分の想い・余韻を曲の中に入れられるようにしました。自分という素朴なものに目を向けることを「詫び(わび)」、その経過(成長)を感じられる「寂び(さび)」を表現してみました。
あの頃の私をなぞる 満ちてる顔 弾む声
何を思い生きていたの? どう過ごしてたの?

春は出会いと別れの季節ですね。花が咲いているのをみて心が温かくなったり、花が散る様子を見て寂しくなったり・・・。そんな花の姿に自分を重ねたりするものです。人生は良いことばかりではないけれど、浮き沈みしながらも、自分と向き合って人は成長していきます。
うみやまさんには、たくさんの春写真を用意してもらいました。
思い出す私の側に あの日と同じ花びらが
ひらりふわりと舞い降りて そうだ!と呟く

この歌は基本的に和風アレンジなのですが、うみやまさんは中国へ行くことも多いとのことでしたので、途中でドラを鳴らすなどして音楽に中華スパイスを取り入れてみました。また少しずつ自分の中に満たされていく感じを表現したくて、水の滴が落ちる音も取り入れています。
「私には何もない」 なんて思ったけど
振り返ればあの頃よりも 強くなってる
色々なことがあったけれど、そのおかげで今の自分がいる。大丈夫なんだ!そんな気づきが生まれる歌です。よかったらご視聴してみてください。
また写信家うみやまさんのHPも併せてご覧ください。
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